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ゆる体操

デイサービスセンターすてらでは、令和3年4月から体操の時間の運動療法として"ゆる体操"を導入しています。

 

ゆる体操の"ゆる"は、"ゆるむ・ゆるめる"のゆるです。

反対の状態は、"固まる"です。

 

・30代になって体力が落ちてきた。

・40代で疲れが取れなくなってきた。

・50代で肩が上がらなくなってきた。

・60代で腰も痛くなってきた。

・70代になって食欲も衰えてきた。

 

などと、同世代で集まっては身体の不調にまつわる話題は事欠かないのですが、

これらの原因は、身体が固まることで全身のバランスが崩れることからきています。

 

もちろん、外的要因による事故や、先天的な疾患もありますが、

身体の観点からは、その広がる固まりの連鎖の先が介護の状態となるわけです。

 

・手足や身体の冷え

・呼吸が浅くなることによる回復力の低下

・内臓機能の衰え

・たどたどしくなってきた歩行運動

 

など、年齢を重ねることで不可避に生じてしまうと思っていた疾患とまでは言えない身体の不調や、

 

・ふらつき

・圧迫骨折

 

といった介護現場で頻繁に耳にする身体の状態まで身体をゆるめることで回復・改善させることを狙うのがゆる体操になります。

 

衰えないように多少無理にでも身体を動かしていくという発想ではなく、

利用者の方それぞれ可能な範囲で運動をすることで、少しずつ全身がゆるんできます。

 

特に、さすり運動は効果てきめんです。

胸をさすることで呼吸が深くなり、お腹をさすることで自力排便を促し、脚をさすることで歩行運動がその人なりによくなります。

 

利用者の方も、効果を実感して熱心に取り組んでおります。

 

また、いっしょに取り組んでいる介護職員にとっても疲労回復、介助の際の身体の使い方など、有用性を感じています。

 

軽微な運動で、楽しくて、覚えやすい、ゆる体操の効果を引き続き観察しながら、また記事にしていきたいと思います。

ご参考にしていただければ幸いです。